AL 『NOW PLAYING』しばらくたって。4『ドリーマー』

この日記はその後に感じたことを書き溜めてみようと思い、記し始めました。その第4弾です。

相変わらず的外れなことも言ってるとは思いますがご容赦ください。

 

M1 会いにいくよ
M2 NOW PLAYING

 

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M3 ショートナイト
M4ドリーマー

youtu.be

Try to see it my way, 「僕の立場で考えてみてよ」

 

We can work it out, 「僕たちならうまくやれる」

 

While you see it your way 「自分の立場だけを見ていたら」

There's a chance that we may fall apart before too long 「離ればなれになってしまうかも知れないから」

We can work it out 「僕たちならうまくやれる」

  この曲『We can work it out』の孫、親戚のような曲で、『地上の天国なソングライターの歌』とは兄弟のような『ドリーマー』。

 

 

 自由 自由 自由をと コスモスかざしてがなってる

彼らはもうバリケードを超えカオスの中

 コスモスとカオスは対義語です。秩序と無秩序。

この曲自体も「平和」「自由」という秩序(コスモス)を求める人々が、自分の主張のみに固執していった結果、

夢に見た天使に会いに夜の歓楽街へ向かうという、思考の無秩序化(カオス化)へ向かっていきます。

 

全体の歌詞のすごさは、いくつものわかりやすい対義語を書いていきながら、コスモスとカオスなど気づきにくい対義語も混ぜ込んでいるところ。

 

愛こそすべてだと 彼は全世界へうたう

その側ではポツンとひとりぼっちのあいつ

一行目はジョンレノン、二行目はジュリアンレノンでしょう。

ここだよ!ここだよ! (Look at me)とジュリアンは言う、宇宙の向こう(Across the Universe)へ言う。

ジョンレノン作詞のこの2曲からの引用だと推測します。

一行目はの「うたう」を平仮名にしてるところも長澤知之らしさが出ています。この「謳う」が一番近いと思いますが、ジョンレノンは『ALL NEED IS LOVE』という歌を唄ってますしね。ここを平仮名にすることによる効果が出ています。『とびましょう』とも同じですね。*1

 

この曲、めちゃめちゃジョンレノン。『Imagine』の「You may say I`m a dreamer」。『ドリーマー』ですよね。

夢を描くことをやめてはいけません。完成形を目指すような、そんな大きな夢をもつ。そのうえで相手を知る。立場をわかる。立ち位置を思いやる。ここまで来た道のりを想像する。つまりリスペクトする。

 

敬意です。はい、急にサッカーの話をします。

日本に来た外国籍監督が、「対戦相手をリスペクトしすぎた」とか「対戦相手に対するリスペクトが足りなかった」とか言うことがあります。

「しすぎた」=「過大(過小)評価してしまった」ということです。相手を研究した結果、長所をより長所としてとらえてしまったり、短所を極端に短所ととらえすぎたり。

「足りなかった」=「相手のこと見ていなかった」という場合が多く、つまり自分たちのサッカー(主張)が正解&万能、という向こう見ずな場合です。

リスペクトというのはつまり相手のことを正しくおもんばかるということだと思います。

サッカーと平和を同列に語る自分はどうかしてると思いますが、サッカーっていいですよ。面白いのでぜひ見てください。

 

ええと、何が言いたかったというと、右翼と左翼、日本とアメリカ、韓国、中国他、まあ他にもいろいろあるけれど、*2それぞれ「平和」と「自由」求めて主張している。でも相手の立場に耳を貸すこと、傾けることが足りないんじゃないかなとそういうことです。

耳を貸したりするには、まず相手の歴史を知る、そして「今」を知る。というのが大事で、でも、そこまでするのってかなりの労力なんですよね。

そういう労力を要すること、その労力に屈してしまう人が多い、それもよくわかる。だからこその諦念みたいなものもこの『ドリーマー』に感じます。

 

身内には愛を。

「We need to learn to love ourselves first, in all our glory and our imperfections.」

こういうことですね。「まず自分(身内)を愛することを学ばなければならない」

これは基本。自分たちの歴史と今を知るというのがスタート地点でしょうか。

 

「平和」を唱えるなら「平和的な方法で」。

「夢」を見るならひとりではなくみんなで。そしたらその「夢」が「現実」につながる。

 

この『ドリーマー』という曲が、なにかの一方の主張を助けるものでも、なにか一方の主張をねじ曲げるものでもなく、ある種の緩衝材?接着剤?言葉が見つからないですが、お互いの完成形を「愛と敬意」をもって考えあい、同じポイントで笑えるならうまくやれる、そういう通じ合うポイントを見つけるための曲になればいいなと思います。

 

Life is bery short.

We can work it out.

 

最後に。長澤知之さんがジョンレノンが大好きなことがめちゃめちゃ伝わるこの曲。

なおかつ、そんな大きな愛を持つ相手ジョンレノンに対するディスリスペクトも感じます。

「絵にかいたパンをほおばって」のパンは愛人のメイ・パンのことだと思います。*3

でも愛と敬意を持ってなおかつ妄信せずに良いこと良くないこと、多大な愛や平和をうたった人にもそうじゃない部分があることや本人が気づいていなかった部分があることを見つめているのがすごくリアルでリスペクトを感じて、平和的で人間的だと思います。

 

自分がまだまだ気づいていない敬意と愛と、ディスリスペクトがこの曲にはまだまだまだまだ含まれているんじゃないかと考えます。音楽的にも。

ジョンレノンからの引用、影響は長澤さん小山田さんの他の歌詞からもたくさん感じて楽しいです。自分が見つけられるのは、ほんのひとかけらですがそれを感じられるのがとても楽しいです。そんな愛のあふれる楽曲をALで、素晴らしいコーラス、楽器を奏で、聴かせてくれたことにALのメンバーに感謝しています。

 

M5 ウォータースライダー
M6 とびましょう

 

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M7 丘の上の記憶
M8 輝く飛行船
M9 LOVE ME
M10青い泡沫 白い光

 

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M11ハンアンコタ
M12地上の天国なソングライターの歌

 

*1:追記。ひとりぼっちのあいつは『Nowhere man』。なぜ気づかなかった!と笑ってしまいます。

*2:andymoriファンと長澤知之ファン、まあそれは今はいい

*3:単純な不倫批判ではないと思う