AL 『NOW PLAYING』しばらくたって。12『地上の天国なソングライターの歌』 2

前回のブログでは『NOW PLAYING』では「今」(過去をくみこんで)というテーマに加えて「分かちあいたい」というテーマがあるんじゃないかなという記事を書きました。

 

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の続きです。

 

M1 会いにいくよ

会いにいくよ 会いにいくよ

M2 NOW PLAYING

今 君の瞳に 僕の瞳が映って

M3 ショートナイト

互いの夢越しに見つめあうよ

M4ドリーマー

 

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M5 ウォータースライダー

この情事が続きますように

M6 とびましょう

とびましょう とびましょう

M7 丘の上の記憶 M8 輝く飛行船

この2曲は「過去」と「今」の曲。

M9 LOVE ME

それが僕だと分かるんだ 分ちあいたいよベイベー

M10青い泡沫 白い光

一緒にいるんだよ 一緒にいたんだよ

M11ハンアンコタ

だから今を楽しんで 夢を描いて

M12地上の天国なソングライターの歌

誰もが同じように笑って 誰もが同じ境遇を辿って
分かりあえるようになれたらいいな 神様 神様 お願いだ

 

 少し強引に自分の考えるセカンドアルバムのテーマ「今」「分かちあいたい」のどれかの部分を引用しました。強引だなと思いつつも、このあとも見てくれたらうれしいです。

 

『地上の天国なソングライターの歌』には似てるような表現があります。

「分かりあう」「分かちあう」「あるがままを愛しあう」「君と手を繋なぐ」

この4つを「~したい」という希望をうたっています。

 

まず、分かりあう。これはALのメンバーもそうで、各雑誌などのインタビューでもセカンドアルバムまでに、ぶつかりつつもより分かりあえたと言っています。

ALを追っている人もそうで、twitterを見ているとandymoriファンだった方々も長澤知之のソロ作品をALを知ったタイミングで新たに追い始めた方も見受けられます。その逆もあるでしょう。とっても素敵なことだと思います。

 

『ドリーマー』の 解釈で書いたように、ALのメンバーが辿ってきた道を「わかりあって」、ALの曲を「わかちあって」、愛し合うとまではとても言えないけど、手を繋げたら、兄弟とは言えないけど、友達みたいになれたら最高だなと思います。

なれたならこんなふうに踊りたくなってしまいますね。こんなふうに踊れたら踊るけど。

 

youtu.be

 

 

日本語詞の曲に中国の楽器、二胡を使うような、分かりあう感じ、友達感。そんなふうに。少しずつ。

 

ふと夢想家ですかねと思いました。『ドリーマー』≒『地上の天国なソングライター』なのかもしれません。*1

でもそういう風に分かりあったり分ちあったりできれば、幸せな瞬間がもっと大きくなるんだろうなと思っています。

ALも幸せな瞬間が大きくなればもっと色んなことができて、色んなところに行ける気がします。長澤知之ソロ、andymoriの曲で、やれない理由がない曲もあるでしょうしそれをやったり、ライブで違うアレンジで違う風に聴こえる曲にもなるかな、とか。

中国とか韓国に行ってライブして、中国語韓国語*2でも唄ったりして、とか。ああ、そしたら福岡拠点になるのかな、とか。近いし。

まあ、個人的な幸せなAL像なんですが、色々想像してしまいます。とりあえず3月のライブ楽しみです。

 

あと、セカンドアルバムでもしっくりこなかった人もいると思います。分かりあえない、分ちあえなかった理由も分かろうと思います。別に特別変なことではないし、タイミングとか、好みとか、まあ色々ありますよね。

でももしかしたら「おいでよ」って言われている3月のライブ、ギリギリまで迷って、チケット残ってて行ってよかったみたいなこともあると思いますし、やっぱりだめであったもあると思います。

 

そしたらandymori『ハッピーエンド』

ほんとうにまっすぐに歩くなら あのカーブでみんなとも離れ離れ

 

ほんとうに うたいたいうた 君にはうたってほしい

 

長澤知之『GOODBYE,HELLO』を贈ります。

グッバイ そしてハロー また会おうよ そのうち

お互い時間が空いたら気軽に電話しあうといいから

 

この2つの曲、大好きです。

道で止まってもいいし、また交差する道があることを肯定してる曲です。

気が早すぎですが、交差する道がもしかしたら3枚目のアルバムかもですし、道に止まってた人が3枚目のアルバムの時期にその交差する道が来て2枚目がしっくりきたりする人もいるんじゃないかなと。

自分も正直、『NOW PLAYING』をてコーラスワークすごいとてもきれいだ。そうしてセカンドアルバムを聴きこんで、よりファースト『心の中の色紙』の良さも分かったし、もっというと前回の日記のandymoriの『兄弟』のユニゾンコーラスの沁み具合ったらなかったです。*3

 

まあそんな感じ色々聴きながら、これからのALのメンバーに、なにより「音楽」に期待をしつつ追っていきつつも、どこでその道からそれるかもわからないので、「今」を楽しもうと思っています。

 

こんな感じでまとまらなかったような『NOW PLAYING』日記ですが、数曲を残してしばらくたっての曲解釈日記はここで終わろうかなと思います。

そもそも、解釈なのかわからないし*4、ただの感想のもあるかな、分析っぽくなっちゃったな、まだ曲聴いてない人の先入観になりすぎたらごめんなさい、とか色々あるんですが、読んでくれた方々いましたらありがとうございました。

 

もっとこう音楽的な素養があればもっとギターや後藤大樹さんや、藤原寛さんにも触れられたのに。というのが自分が自分に残念なところです。

 

たまに過去の日記に、注釈をつけ足したり、【余談】みたいなかんじでちょこちょこ更新しています。大筋は変えてないです。

よかったらまた。では。

*1:クレイジーでピュアという表現がぴったり、改めてすごい

*2:岳さんに訳してもらって

*3:『兄弟』→『おいでよ』→『AL』のコーラスの変遷、どれも好き

*4:今回のも

AL 『NOW PLAYING』しばらくたって。12『地上の天国なソングライターの歌』

M1 会いにいくよ

M2 NOW PLAYING

 

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M3 ショートナイト

M4ドリーマー

 

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M5 ウォータースライダー

 

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M6 とびましょう

 

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M7 丘の上の記憶

M8 輝く飛行船

M9 LOVE ME

 

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M10青い泡沫 白い光

 

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M11ハンアンコタ

M12地上の天国なソングライターの歌

 

 Why Can't We Be Friends

なぜ友達になれないの? なろうよ!
なぜ?

 

youtu.be

 

クラッカー鳴らすから 耳を押さえないでほしい

終わったら笑顔でいてほしい

 ファーストアルバム『心の中の色紙』、3曲目『シャッター』はこの歌詞から始まる。そして長澤知之が唄う。

「これからね、クラッカーを鳴らすんで。」鳴らす前に合図をするのが長澤知之の愛。

この『シャッター』という曲がセカンドアルバムに入ってもおかしくなかったなと考えます。*1

 

 バブルガンぶっぱなそう 兄弟姉妹好き放題

永遠なんか永遠ない 瞬間を愛すんだ

 セカンドアルバム『NOW PLAYING』のテーマは「今」。

シャッターでもそれは詩になっている。永遠なんか永遠ない。だから「今」。

 

「兄弟姉妹好き放題」。andymoriファンにとって「兄弟」という言葉は特別だ。

 

youtu.be

 

兄弟 兄弟 兄弟 兄弟 兄弟

あの笑いあった日を忘れてたのかい

涙の日を忘れたのかい?

『NOW PLAYING』を聴きこんだ後、途中のユニゾンのコーラスで涙ぐみそうになるが、ぐっとこらえて書く。

 

何もない朝に君を見つけたいんんだ

何もない僕が君にできること

下らない歌を高らかに唄いたいんだ

何もない僕が君にできること

andymoriファンの自分には、「兄弟」という言葉の中に自分が入っている感覚がある。

兄弟のようなもの、身内で居てくれる感覚。のような。

たぶんそう思っている人も少なくないんじゃないかと思う。

 

翻って、長澤知之ファンもそれは同じだろう。長澤知之を聴くのは女性ファンが多かったと聞くので、あえていうなら「姉妹」だろうか。

 

「兄弟 姉妹」がALを通じて「瞬間を愛せたら」どれほどいいだろう。

ALで4人が集まってライブをするときはカメラの「シャッター」を切るような瞬間である。その裏で「シャッター」*2を降ろしてる部分もあるという事実もある。

 

では、そのALがセカンドアルバム『NOW PLAYING』で何を、どんな唄を高らかに唄っているか、改めて書いてみます。

まず『LOVE ME』

 

遊ぼう さあ抜け出しておいでよ

カラーレスな愛にカラフルは宿る

巡り合えたこの宇宙で 一つになりたいよ 今すぐに

この部分が、andymoriファンに言ってるように聞こえる

 

おいでおいでよ 今すぐに抜け出しておいで

 

沈黙は何よりも激しく愛を語る

 

確かめよう夕食のテーブルで

「さあ抜け出しておいでよ」はアルバム未収録*3の『おいでよ』という楽曲でも言っている歌詞である*4

小山田壮平はALで音楽的に新たなチャレンジをしつつも、変わらずに「おいでよ」って、言ってます。

じゃあ、長澤知之は?

カモン 僕が馬鹿になろう

その膨れっ面が 弾けてふくように

です。「カモン」って言っています。

 

『シャッター』ではクラッカー鳴らすから耳を押さえないでほしい。終わったら笑顔でいてほしい。

『LOVE ME』ではおいでよ。一つになりたいよ今すぐに

 

つまり「わかちあいたい」と。 

では早速『地上の天国なソングライターの歌』について書こうと思います。

今回はここまで。2に続きます。

 

*1:よく考えたらクラッカーを鳴らす=ALをやる=ファーストだから良くて。テーマとしてはセカンドでもよかったかなくらいですね

*2:一旦ソロ活動&andymori

*3:DVDで聴けます

*4:この『おいでよ』という曲。ラストツアーで披露された曲でラストアルバムに収録されてなくてまあここもかなり言いたいことがあるんですけど、ぐっとこらえて。

AL 『NOW PLAYING』しばらくたって。9『LOVE ME』

この日記はその後に感じたことを書き溜めてみようと思い、記し始めました。その第6弾です。
相も変わらず的外れなことも言ってるとは思いますがご容赦ください。

 

M1 会いにいくよ
M2 NOW PLAYING

 

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M3 ショートナイト
M4ドリーマー

 

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M5 ウォータースライダー

 

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M6 とびましょう

 

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M7 丘の上の記憶
M8 輝く飛行船
M9 LOVE ME

おぉ後藤大樹だ。の出だし。

そして小山田壮平のフロー*1、裏声に最高な気分にさせられる。

そんな曲が『LOVE ME』

 

唐突だが例えば、
『FLY HIGH』
という英語があったとする。ALの2人は何と訳すのだろう。

 

君の花柄のチュニックが言う
私を天上へ連れてってよって

あくまで想像で、小山田壮平は「天上へ」だろう。*2

台風一過だろうか。雨はやんで今日は晴れ晴れ。天上が高い高い空。
女性は気分があがったのかな。お気に入りなのかな。着やすくて楽なのかな。花柄のチュニックを着ている。

チュニックはもともと軍服の上着だったらしい、それに花柄をつけるなんてとても平和だ。
日本で言ったら花柄の甲冑ということだ(時代を遡りすぎるとね)

 

「私を天上へ連れて行ってよって」

「君」が言っているわけではなく、その「花柄のチュニック」が言う。
相手の女性がどう思っているのかは本人しかわからない。

でもこんな晴れた日に2人で会う。花柄のチュニックを着てくる。ということは・・・?という想像?

 

話を最初に戻します。
長澤知之が『FLY HIGH』という英語を訳すとすると、どう訳すのか。

たぶんですが、「思い上がれ」

 

それが僕だと分かるんだ
分ちあいたいよ ベイベー

「チュニックが言う、私を天上へ連れて行ってよ」は女性からすると思い上がっているようにも聞こえるだろう。

でも、この「僕」はそんなんじゃおさまらないほど思い上がっています。


「恋すること」「愛する人」「平和を感じさせるもの」「夢中にさせてくれるもの」
それらすべてが僕だと、そう分かるんだ!だからさ、分ちあおうよ。と。ベイベーを添えて。

 

僕が君を求めてる

LOVE ME 「君が好きだよ 分かってるんでしょ」

LOVE YOU 「だから愛して」

 

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上にリンクした、発売日前日に書いた記事内で、

『LOVE ME』はお昼、『ショートナイト』は夜で対になっている。と書きました。

その感想は今でも変わらないのですが、より対になっているかなという曲があります。

長澤知之の『だから愛して』。

 

愛しておくれ 愛しておくれ

もうじき夜明けだ 急がなきゃもう間に合わない

 

朝日が昇る 二人で居れる時間は永遠じゃない

今すぐだから愛して 

 

 『LOVE ME』がお昼、お外。『だから愛して』はお夜、お部屋。

 逆に、『ショートナイト』『LOVE ME』『だから愛して』に共通するのは、とても急いでいる、生き急いでいるようにも感じる。

だが、「急ぐ」ということを突き詰めると、単純に「今」を意識していることに他ならない。

 

このアルバム『NOW PLAYING』、いやAL自体にメンバー自体に「今」というテーマは根本にある。*3

 

「今」を生きるには「未来」も必要だ。

「未来」を考えるときは、多かれ少なかれ「思い上がり」のも必要だ。 

 

それは『LOVE ME』での「それが僕だとわかるんだ」だ。

それくらいすがすがしく言ってくれないと。待ってたよ。

実際、君、あなたたち、それがALだと思ってるんだよ。と言いたい。

よっぱらいおじさん達の「今」、太陽を追う姿を見届けたい。そんなバンドなんだ。

 

もっと高く、もっと高く、思い上がればいい*4。本物は死なない。

富士山のてっぺんに行ってくれ*5、と煽りたい。ALには音楽がある(ギビトゥミナウ!)

そして自分は、エベレストのてっぺんでチキン食いちらかしながら双眼鏡、望遠鏡でずっと見てます。さむー

そして最高な気分さ。

 

M10青い泡沫 白い光

 

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M11ハンアンコタ
M12地上の天国なソングライターの歌

 

*1:ラップで言うと。たぶん使い方あってるはずです。

*2:andymori時代、空を見上げる曲はあれど、FLY HIGH的な歌詞は思い出せない

*3:「今」というテーマと共にあるのは、ラジオや雑誌で、多くは言っていない書いていないテーマのが「愛しあいたい」「分かち合いたい」だろう。これは『地上の天国なソングライターの歌』の記事で書きたい。

*4:バベルは鏡見て自分を煽る曲だったかな

*5:SLSの後andymoriのメンバーは富士山に行ったんでしたっけ、行ってみたいな

坂元裕二(『anone』第4話、青羽、るい子、舵。蒔田彩珠、小林聡美、阿部サダヲ)とAL(長澤知之と小山田壮平)と宮沢賢治

『anone』第4話まだ見ていない方はご覧にならないようにご注意ください。

御願いします。TVerでご覧ください。2月7日22時前に配信終了です。

anone|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

 

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「この坂道はどこまで続くの?」 

 青羽るい子(小林聡美)の願いは大抵叶わない。

 

あの子をなぐさめるひとかけらの光 

るい子をなぐさめるひとかけらの光。それは産まれてこなかった女の子、の、幽霊のようなもの、分身である。

 

汚れた傷を洗い流して

見上げた空に手を伸ばしてみた

これまでの人生、るい子の願いは大抵叶わない。村田兆治に憧れて希望した野球部にも入れず、バンドマンを目指すもメンバーに無理やり望まない妊娠をさせられる。さらに産まれてくるはずの女の子はどうも身体が弱かったらしく産まれてこなかった。*1

仕事は誰よりやった。人の分までやったが女性という理由・レッテルで出世は叶わず男性社員ばかりに追い越され。ひと言言ってやるかと言ってみるも、ようやっと出世はしたが望んだ出世ではなく部下もいない書類管理。

結局、多くの人がそうするように仕事をやめ結婚をした。人生2度目の妊娠もした。

「よかったね、よかったね」と2度*2声をかけ幽霊のような分身は母のもとから消えた。

 

が、ここあとも願いは叶わない。家でも子、姑、夫からも正当な評価は得られず。

ことは起こる。体調が悪くなるも、またも子、姑からは相手にされない。

次のシーンは病院のベッド。枕もとには宮沢賢治銀河鉄道の夜』が置かれる。

 

そこに幽霊が現れる。るい子は、実際にはなかった、もしかするとあったかもしれない幸せ、娘との日々を想像して泣いた。だがこんな残酷な想像はこの世にない。

母の心は半分にちぎれた。(幽霊)

 

ここまでの引用の中で、アンダーラインをつけた引用はALのファーストアルバム『心の中の色紙』の9曲目、

『ハートの破り方』の歌詞の引用です。この曲との親和、共鳴はここからも続きます。

 

綺麗になりたくて もがけばもがくほど
この手も足も 獣臭くて嫌になるんだ いつもそうだよ

 少し前に書いたが青羽るい子はベッドで『銀河鉄道の夜』を読んでいる。
そしてるい子はカムパネルラのように考えたのだろう。「ほんとうの幸(さいわい)の為なら僕は何だって出来るけど、本当の幸せって何だろう」

 

るい子は息子との幸せを望みます。一緒にこの家を出てくれないかな?と。そうじゃないとそっちへ(幽霊の元へ)行ってしまいそうなの。*3

「お母さん、樹(息子)のお母さんで居たいの。お金も稼げるの。」

「どうやって?50でババアが?」

 「わかった。待ってて。お母さんお金を稼いで必ず樹を迎えに来るから」

 

しかしお金を稼ぐための半年間に稼いだお金は「盗んだお金1000万」

ほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならなんだってできる。獣にでも獣臭くなっても。体を百ぺん灼いてもかまなわない。盗んだお金でも。それは母の強さのようでもある。

盗まれた1000万を取りに来たハリカ(広瀬すず)、舵(阿部サダヲ)に対しても「あのね、私お金いるの。意味わかんないでしょ。わかんないと思うけど、いるの。お金いるのよ。だって、ないと証明できないんだもん。なきゃだめなの。ね!」

 

いくら盗んだお金といえども、息子と家を出て愛されるためにはその証明が必要なのだ。

 

が、大抵願いは叶わない。1000万は盗まれてしまっていた。

 

もういいよ お母さん こっちにおいでよ (幽霊)

ボーダーラインのこちら側へ呼ぶ。お母さんを想って。

 

風も嵐も夢も涙も金も痛みも恋も明日も

恥も誇りも聖者も影も愛も轍も たゆたう世でも

あの子をなぐさめるひとかけらの光

 

君が好きなんだ 君が好きなんだ

るい子はカムパネルラのよう。結局は人を助けて自分は死んでしまう。

元の家はその死に場所みたいだ。そこに帰ると切り出す。ある意味、自分の存在の死の場所に。しかし、

 

舵「行かないでください帰らないでください 」

るい子「そんなことは私の勝手…」 

舵「あなたのことが好きなんです!あなたのことが好きだから、帰ってほしくないし、行ってほしくないんです」「誠に身勝手な話ですが」

るい子「誠に身勝手だね」 

 

舵はまるでジョバンニのようだ、そして、カムパネルラのようでもある。

余命宣告をされていることは『anone』視聴者にはわかることだが、舵もまた人を助けて自分は死んでしまうのだ。

第3話ではハリカを幾度も逃がそうとした。「僕はいいから、逃げて」*4

その後、幼馴染を逃がせなかったのは痛恨だろう。だが舵はやることはやったし言うことは言ったので大丈夫だろう。

舵の人生は今まで言いたいことを言えない人生だったのだから。

 

アニメ版の『銀河鉄道の夜』はネコが主人公だ。赤と青の猫が出てくる*5

『anone』の全話にまたがる赤と青。人の中にある赤と青、ジョバンニとカムパネルラが入れ替わり立ち替わり出てくるのだろうか。*6

(青い猫顔の猫のほうがジョバンニ)(赤い猫はカムパネルラ)

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るい子は家に戻る、そして離婚を切り出される。

それを予想してたように見えるるい子は「晩御飯を最後に。樹の晩御飯を支度したい」と切り出し、一緒に支度をする。ご飯を食べる。

しかしここでもるい子の願いは大抵叶わない。息子とは支度は一緒に楽しく出来たが晩御飯は食べれなかった。テーブルを一緒に囲えなかった。息子曰く「食べる約束はしてなかったから」*7

 

翼は片方では飛べない

でもそんなの気に病むことではない

青羽るい子にとっての片方の翼、羽、の樹(息子)とは離れ離れになってしまった。

 

「これから大丈夫?」と幽霊に聞かれる「大丈夫かわからないけどもう少し生きてみる」と返す。生きるための光が見えたからだろう。そちらへ向かう。

そして、片方の青い羽は見ようと思えば見えるのだ。

 

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このようにALの『ハートの破り方』との共鳴をみせた『anone』第4話。青羽るい子。*8

正直にいうと『ハートの破り方』の解釈自体は自分ではまだうまくできていないのですが、歌詞にここまでリンクしているのに何か書かないわけにはいかないと思い、書いた次第です。「母の心は半分にちぎれた」という言葉の影響が大きかったかな。

『ハートの破り方』は、ALのボーカルの一人、長澤知之のソロ楽曲が大もとになっていて、そこからALというバンドを組み、小山田壮平が持ち前の素晴らしい声、表現力を用いてメインボーカルとして唄う。

7分48秒の壮大な曲です。セカンドアルバムはまだですが、ファーストは下の各サブスクリプションサービスで聴けます。ぜひに。

 

 

 

作中、小説本の『銀河鉄道の夜』が出てきますが、長澤知之さんは、下にリンクしたインタビューで宮沢賢治銀河鉄道の夜』のアニメ版に影響をうけていることをお話ししています。『幸せへの片思い』というソロ楽曲(アルバム『SEVEN』4曲目)についての会話です。

 

ー 「幸せへの片思い」は、人間の一番奥深い「自分」がある気がします。”病院”という細かいディテールは別としても、長澤くんの本音がある気がするけど?

銀河鉄道の夜」をアニメにしたものがあって、 宮沢賢治さんの原作は読んだことないんですが、僕はそのストーリーが大好きなんです。カムパネルラは、本当の幸せの為なら僕は何だって出来るけど、本当の幸せって何だろうとずっと考えていて、その話をジョバンニは右から左に聞き流しているんです。結局カムパネルラは川で溺れそうになった友達を助けて、その代わりに自分が死んでしまうんだけど、それが彼の言う本当の幸せだったのかもしれないという到着点なんですが、例えば人の為に死ぬ、誰かの為に生きるということ。自分以外に尽くすものがあれば素敵な話なのかもしれないんだけど、単純に僕は幸せになりたいということを「幸せへの片思い」では歌いたかったんです。


ー もしかしたら、幸せに対してはずっと片思いなのかもしれないですね。

欲望や生命力、そういうものですね。

 

mfound.jp

 

更に、もうひとつインタビュー記事から。聞き手は宇野維正さん。リンクは下です。

詳しくはリンク先を見てほしいのですが、長澤さんは常に自分を客観視していると話しています。

この客観視、神様からの視点、お天道様、監視カメラのようなものが『anone』第4話における幽霊のようなもの、分身(蒔田彩珠さん)なのだと思います。

そしてそれがひとかけらの光になりえるのだろうと、そう考えます。

 

realsound.jp

 

『ハートの破り方』はALのファーストアルバムの9曲目。

ALはセカンドアルバムを『anone』の放送開始の1週間後、2018年1月17日に発売しています。

それの10曲目『青い泡沫 白い光』という曲は宮沢賢治『やまなし』に影響を受けているような気がしていて、その感想の日記(自分の)はまた下にリンクします。

 

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そして、『anone』第2話後に書いた坂元裕二小山田壮平の共鳴についても書いていました。

もしお暇なら見ていただけると、自分の自己顕示欲が少し満たされます。

 

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最後に。

坂元裕二脚本作品、最新作『anone』とALのアルバム『心の中の色紙』『NOW PLAYING』、宮沢賢治銀河鉄道の夜』、長澤知之andymoriの楽曲がたくさんの人に届くことを願ってやみません。

*1:産むという重大な決断をしている

*2:2回言うということは・・・

*3:andyrmori『オレンジトレイン』「お願い 最後のお願い 聞いて じとりとあるようで消えてしまいそうなボーダーライン」との共鳴もあります。ちなみに『オレンジトレイン』で出てくるワード「人身事故」はいつ恋との共鳴でもあります

*4:2話の記事で書いた田中裕子のように、阿部サダヲがいうと「一緒にいて」にも聞こえる

*5:『anone』にも坂元裕二作品にも猫がよく出てくる、と『青春ゾンビ』というブログに書いてありました。すごいブログです。

*6:ロールパンナちゃん?

*7:樹はお金を稼いで戻ってきてくれることを期待してたのだろうか

*8:るい子が入部届を出したときの苗字が「海野」で『逃げ恥』の作者からかなって思ったけどちがって「うみの」じゃなくて「うんの」で、るい子はうんの「運の悪い子」。学校ではイジられて名前のせいと思っただろうけど頑張って頑張って会社でも、でも。苗字替わっても大抵願いが叶わない。ドラマにないドラマもすごい。更に考えると、幽霊みたいで分身みたいな娘の「私いい子?」の言葉が、運の悪い子との対になっている

AL 『NOW PLAYING』しばらくたって。5『ウォータースライダー』

この日記はその後に感じたことを書き溜めてみようと思い、記し始めました。その第5弾です。
相変わらず的外れなことも言ってるとは思いますがご容赦ください。

 

M1 会いにいくよ
M2 NOW PLAYING

 

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M3 ショートナイト
M4ドリーマー

 

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M5 ウォータースライダー

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消防車が帰っていきます 実に役立たずでした

ファイヤーマンは全滅して僕の焼いたパンよりひどい

 

消防車が帰っていきます 死者を増やすだけ増やして

 

ホースから水が噴射 ようやく火事が収まる

でもまた君と会っても ファイヤーマンはとっくに墓の中です

長澤知之の『消防車』がしばらくたって*1思い出されます。同じ「情事」ソングです。

ホースから噴射するならたいていびんびんなブラザーでしょうし、膨大なヒーローといっせいにジャンピングするも、ファイヤーマンは死者を増やすだけ増やすときもあります。

ハイハイハイハイ

 

どんよりしたらちょいちょい祈るよ

ファザー&マザーアース

 ここの「アース」です。ハイハイ「ass」お尻ですね。

わかります。いやいや「earth」地球ですか。

皆さんはどちらだと思いますか。自分は二転三転自転公転して「地球」派です。

 

そしてこの部分、「母さん父さん姉さん兄さん僕の家を掘って 僕の事をないがしろにした分 僕のこと祈って」と似ていて、
当初、ティザーや試聴では『北極大陸』のアンサーかと思いましたが、どうやら違うのかなと考えます。*2

LIE LA LIE LA LIE LA LIE LIE LIE

 

家内安全と世界円満とこの情事が続きますように

普通、通常ですね、男性が、自分の、ここでいうブラザーを表現するとき、「銃(Gun)」の表現を用いることが多いと思います。

でも小山田壮平は「ウォータースライダー」そして長澤知之は「消防車」のホース。

めちゃめちゃ平和なんです。家内安全、世界円満なんです。

マイマイマイライフ マイマイマイラブ*3

 

youtu.be

 

これはビートルズの『Girl』*4のカヴァーをたまというバンドが日本語詞をつけて演奏している大好きな動画です。ただの紹介です。

 

しだれ柳の葉っぱの向こうで

ここはandymori『ボディランゲージ』「揺れる揺れる木の葉をみてた」という歌詞と同じだと思っています。「寄せては返す波をみてた」は女性の胸のことだと勝手に思っています。次です。

 

僕がいっちゃやだよって言っても 君はいっちゃいますよって言うから

いっちゃやだよ っていうかわりに いってらっしゃい っていうのさ

ユーモアとしても語感としても秀逸です。次の次です。

 

派手なファンファーレと一緒に割れたくす玉の中から

羽を付けた変な格好の君が僕の前に降り立つ

これはファンファーレ=「マイマイライフ マイマイラブ」の「あ゛ぁーい」

後は・・・「じゅんじゅんなベイビーもハッピーにシンガロング」みたいなことですかね、適当です。

 

なんというか、これで終わりです。*5

それなりに真剣に書いたさたまに。

BYE BA BYE BA BYE BA BYE BA BYE BYE BYE

 

M6 とびましょう

 

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M7 丘の上の記憶
M8 輝く飛行船
M9 LOVE ME
M10青い泡沫 白い光

 

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M11ハンアンコタ
M12地上の天国なソングライターの歌

 

 

 

 

*1:たって。ひらがな。深い意味は全然ありません

*2:でも死にゆく人と、生まれる人なのでアンサーかも!です

*3:ポールマッカートニーの『MY LOVE』とジョンレノンの『MY LIFE』を添えて

*4:本家原曲のコーラスでは「tit tit tit...」とおっぱいを意味する言葉を使っている遊び心があるという説があります。

*5:正直かなり好きなんです。この曲『ウォータースライダー』カッコイイと思います

AL 『NOW PLAYING』しばらくたって。4『ドリーマー』

この日記はその後に感じたことを書き溜めてみようと思い、記し始めました。その第4弾です。

相変わらず的外れなことも言ってるとは思いますがご容赦ください。

 

M1 会いにいくよ
M2 NOW PLAYING

 

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M3 ショートナイト
M4ドリーマー

youtu.be

Try to see it my way, 「僕の立場で考えてみてよ」

 

We can work it out, 「僕たちならうまくやれる」

 

While you see it your way 「自分の立場だけを見ていたら」

There's a chance that we may fall apart before too long 「離ればなれになってしまうかも知れないから」

We can work it out 「僕たちならうまくやれる」

  この曲『We can work it out』の孫、親戚のような曲で、『地上の天国なソングライターの歌』とは兄弟のような『ドリーマー』。

 

 

 自由 自由 自由をと コスモスかざしてがなってる

彼らはもうバリケードを超えカオスの中

 コスモスとカオスは対義語です。秩序と無秩序。

この曲自体も「平和」「自由」という秩序(コスモス)を求める人々が、自分の主張のみに固執していった結果、

夢に見た天使に会いに夜の歓楽街へ向かうという、思考の無秩序化(カオス化)へ向かっていきます。

 

全体の歌詞のすごさは、いくつものわかりやすい対義語を書いていきながら、コスモスとカオスなど気づきにくい対義語も混ぜ込んでいるところ。

 

愛こそすべてだと 彼は全世界へうたう

その側ではポツンとひとりぼっちのあいつ

一行目はジョンレノン、二行目はジュリアンレノンでしょう。

ここだよ!ここだよ! (Look at me)とジュリアンは言う、宇宙の向こう(Across the Universe)へ言う。

ジョンレノン作詞のこの2曲からの引用だと推測します。

一行目はの「うたう」を平仮名にしてるところも長澤知之らしさが出ています。この「謳う」が一番近いと思いますが、ジョンレノンは『ALL NEED IS LOVE』という歌を唄ってますしね。ここを平仮名にすることによる効果が出ています。『とびましょう』とも同じですね。

 

この曲、めちゃめちゃジョンレノン。『Imagine』の「You may say I`m a dreamer」。『ドリーマー』ですよね。

夢を描くことをやめてはいけません。完成形を目指すような、そんな大きな夢をもつ。そのうえで相手を知る。立場をわかる。立ち位置を思いやる。ここまで来た道のりを想像する。つまりリスペクトする。

 

敬意です。はい、急にサッカーの話をします。

日本に来た外国籍監督が、「対戦相手をリスペクトしすぎた」とか「対戦相手に対するリスペクトが足りなかった」とか言うことがあります。

「しすぎた」=「過大(過小)評価してしまった」ということです。相手を研究した結果、長所をより長所としてとらえてしまったり、短所を極端に短所ととらえすぎたり。

「足りなかった」=「相手のこと見ていなかった」という場合が多く、つまり自分たちのサッカー(主張)が正解&万能、という向こう見ずな場合です。

リスペクトというのはつまり相手のことを正しくおもんばかるということだと思います。

サッカーと平和を同列に語る自分はどうかしてると思いますが、サッカーっていいですよ。面白いのでぜひ見てください。

 

ええと、何が言いたかったというと、右翼と左翼、日本とアメリカ、韓国、中国他、まあ他にもいろいろあるけれど、*1それぞれ「平和」と「自由」求めて主張している。でも相手の立場に耳を貸すこと、傾けることが足りないんじゃないかなとそういうことです。

耳を貸したりするには、まず相手の歴史を知る、そして「今」を知る。というのが大事で、でも、そこまでするのってかなりの労力なんですよね。

そういう労力を要すること、その労力に屈してしまう人が多い、それもよくわかる。だからこその諦念みたいなものもこの『ドリーマー』に感じます。

 

身内には愛を。

「We need to learn to love ourselves first, in all our glory and our imperfections.」

こういうことですね。「まず自分(身内)を愛することを学ばなければならない」

これは基本。自分たちの歴史と今を知るというのがスタート地点でしょうか。

 

「平和」を唱えるなら「平和的な方法で」。

「夢」を見るならひとりではなくみんなで。そしたらその「夢」が「現実」につながる。

 

この『ドリーマー』という曲が、なにかの一方の主張を助けるものでも、なにか一方の主張をねじ曲げるものでもなく、ある種の緩衝材?接着剤?言葉が見つからないですが、お互いの完成形を「愛と敬意」をもって考えあい、同じポイントで笑えるならうまくやれる、そういう通じ合うポイントを見つけるための曲になればいいなと思います。

 

Life is bery short.

We can work it out.

 

最後に。長澤知之さんがジョンレノンが大好きなことがめちゃめちゃ伝わるこの曲。

なおかつ、そんな大きな愛を持つ相手ジョンレノンに対するディスリスペクトも感じます。

「絵にかいたパンをほおばって」のパンは愛人のメイ・パンのことだと思います。*2

でも愛と敬意を持ってなおかつ妄信せずに良いこと良くないこと、多大な愛や平和をうたった人にもそうじゃない部分があることや本人が気づいていなかった部分があることを見つめているのがすごくリアルでリスペクトを感じて、平和的で人間的だと思います。

 

自分がまだまだ気づいていない敬意と愛と、ディスリスペクトがこの曲にはまだまだまだまだ含まれているんじゃないかと考えます。音楽的にも。

ジョンレノンからの引用、影響は長澤さん小山田さんの他の歌詞からもたくさん感じて楽しいです。自分が見つけられるのは、ほんのひとかけらですがそれを感じられるのがとても楽しいです。そんな愛のあふれる楽曲をALで、素晴らしいコーラス、楽器を奏で、聴かせてくれたことにALのメンバーに感謝しています。

 

M5 ウォータースライダー
M6 とびましょう

 

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M7 丘の上の記憶
M8 輝く飛行船
M9 LOVE ME
M10青い泡沫 白い光

 

hand-maid.hatenablog.com

 

M11ハンアンコタ
M12地上の天国なソングライターの歌

 

*1:andymoriファンと長澤知之ファン、まあそれは今はいい

*2:単純な不倫批判ではないと思う

AL 『NOW PLAYING』。6『とびましょう』

AL 『NOW PLAYING』 が発売されたのが、2018年1月17日。
下にリンクした日記を書いたのが1月16日。つまり発売日の前日に予約したアルバムがディスクユニオンから届きまして、なおかつ聴けたので衝動的に第一印象を書いてみたのがこれです。

 

hand-maid.hatenablog.com

 .

そして、この日記はその後に感じたことを書き溜めてみようと思い、記し始めました。その第3弾です。
相変わらず的外れなことも言ってるとは思いますがご容赦ください。
あと、たぶん全部はやらないです。『ハンアンコタ』とかは子供でもわかるような歌詞になっていて、かつ何も言うことないほど素敵なので。

 

 空は縮んでしまうんだ なぜだかわかるかい

 

でもね。ここが難しいです。物理でしょうか。全然わかりません。空って縮むんですね。
最近、スーパーで縮みほうれん草とか売ってますよね。あれ縮んでたほうが美味しいのでしょうか。ほうれん草が縮む理由は品種改良でしょうか。わからないことだらけ。それもいいのです。だから知りたい。
でも、縮むというのは縮みほうれん草的な縮み方ではなく、つまりとても高いつき抜けるような空「天高く馬肥ゆる秋」的な空と、雲があって低く感じる空の高低差のことかもですね。

 

キラキラは途絶えちゃう理由を知ってるかい

 

ここも「どうしてあの星だけ赤いのか知ってるかい」*1ベテルギウスを含め、様々な星々のことかな、
もしくは他人を見て「あいつキラキラしてたな」でも最近は・・。という客観視のことと思いました・・・が、新説を。

自分を自分で客観視してるブログです。

 

oyamadasohei.blogspot.jp

 

「夢先案内人」*2が流れたとき、頭のてっぺんにぐっと圧がかかったような感触の後、視界がぱーんと開けたような体験をした。
(省略)
そして最後には橋からジャンプして病院送りとなった。
あれは幸福な時間だった。今思うと、この時間がいつか終わってしまうんじゃないか?という不安がほんの少しだけあったようにも思う。
そしてその通り、今じゃ過去になってしまった。
マリオのスターみたいに一瞬だった。
あれはなんだったんだろうか。

 

マリオのスターみたくキラキラしてた、スポーツでいうとゾーンに入ってた10日間のブログですが、最終的に「一瞬だった。あれはなんだったんだろうか」と言ってしまう本人しかわからない時間の経過の感覚が最高です。*3

子供のころ公園で遊んでるときって楽しいとあっという間に時間が過ぎていきますが、この時の小山田さんはそういうのに似た感覚が10日間続いたのかなと思います。自分は大人になってからそういうのは全くないです!
この飛んだ日のブログを書いた数日後かな、谷口貴洋さんのツイキャスで「こんなブログ書いてたよ」みたいな話になって、長澤さんが爆笑しながら「バカじゃん(別訳:最高)」と言ってた記憶があります。
ということでこの飛んだ日ですね。*4
つまりはキラキラが途絶えちゃう理由はジャンプしたから・・・!?
ということで次の話にとびます。

 

M1 会いにいくよ
M2 NOW PLAYING

 

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M3 ショートナイト
M4ドリーマー
M5 ウォータースライダー
M6 とびましょう

 

とびましょう、飛びましょう、跳びましょう、トビましょう。どこまでも。

 

窓に見える金木犀に「おはよう」とつぶやく君
空の果てで君に名をつけてもらいたがってる星

 

金木犀という、金星と木星を足したような名前*5の植物と、
名をつけてもらいたがってる星、つまり、まだ人間に見つかっていない星。
の対比がお気に入りです。長澤さんの最後、呂律が回ってない感じもとんでるみたいで好いですね。しかも「空の果てで」でささやくような声からの、なので。この辺の声色の使い分けは長澤知之の真骨頂です。

 

親戚のおばちゃんからもらった小遣いを持って河川敷を
走れ 走れ 走れよ

 

曲中、2回繰り返されるこの歌詞。めちゃめちゃ面白いんですが、「走れ」は誰目線、どの目線の言葉なんでしょうか。
「親戚のおばちゃんからもらった~」というので、おばちゃんが「走れ」と言ってるわけではないのはわかります。なので客観的に子供を見た身内ではなく、他人の大人の目線でしょう。
子供たるものこうあれば最高!面白い!みたいな。

小遣いを持って走る、という行為から推測できることは、たぶんもらったお金は銭ひとつ。
お金持ちのおばちゃんなら500円玉。今のご時世10円てことは駄菓子一つ買えないので、50円玉か100円玉。
なんで小銭ひとつって決めるのかというと、走るとポケットに入ったお金がチャラチャラなるからです。そんな子供なんかいやです。
それに握りしめるとお金が気になって走れないんですよね。全力で腕振ったときに握力が弱まると落としちゃうんで。あと、段ボールのソリとかでも遊びたいので、やはりポケットに50円玉が定説ですね。これ以外ないです。
河川敷には2人組のジョギングする外国人女性。それを横目に走ってる姿が目に浮かびます。癖の強そうな長髪の先生も歩いています。その横を子供が走ります。
中学生がソーラン節を練習しています。その横を子供が50円玉をポケットに入れて走ります。なんかさっきの先生がクラスの学年と組の名前を叫んでますね。うわその先生の名前を叫びながら生徒たちがその先生を取り囲んでますね。客観的にみるとこの光景すごいです。ぶっとんでますね。
その横で、河川敷を全力で走れ走れ走れよ!

 

君に似合う服を選ぶ日曜日の昼下がりに

 

ここは小山田さんの歌詞です。
『ゆりかご』*6という未発表曲にも「昼下がりに君の服を選んだ」とあります。
雑誌『Talking Rock』のインタビューでこの歌詞が好きだと言っていました。こういう過去作からの引用も、このタイミングで、作品と作品を飛び越えて出てきたかと楽しいです。

M7 丘の上の記憶
M8 輝く飛行船
M9 LOVE ME
M10青い泡沫 白い光

 

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M11ハンアンコタ
M12地上の天国なソングライターの歌

 

 

 

 

 

*1:宇宙の図鑑によると、表面温度が低いからです

*2:本文:夢前案内人

*3:ブログなのでそんな真剣にみられても困る、と思います。ごめんなさい

*4:飛んだ日の深夜、長澤さんの今はなきブログの記事を読みましたがそれはまた別の話(全然覚えてないです

*5:原種のギンモクセイが白い花をつけるのに対し、橙黄色の花をつけるからこれはキンモクセイ、という由来だそうです。

*6:名曲。youtubeにあるので貼りませんが聴けます。